こんなの心臓もちません!
「ごめん……」

「結良ちゃん、何に謝ってるの?」

「だ、だって……」

凛は一度空を見上げてから、フッと私を見る。

「結良ちゃん、ひとつ聞いてもいい?」

「え?」

なんだろう?

凛が聞きたいことって……

「な、なに?」

「……結良ちゃんはさ、誠兄とちーちゃんのどっちかのこと、好きなの?」

えっ……?

「い、いやいやいやっ!そんなの考えたこともないよ!!!」

ありえなさすぎる!うんっ!!
< 162 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop