こんなの心臓もちません!
チュッ……

「⁉︎」

まっ……

ぽかーんとして、頰を押さえる。

今、凛の唇、ここに……

「はーい、じゃあ帰ろっか」

凛は何事もなかったかのようにそう言って

私からスッと離れる。

「結良ちゃん?」

「えっ、あ……」

どぎまぎしていると手を取られる。

「帰ろ?」

「っ……う、ん」

そう返して歩き出した、けど……

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