孤独姫


「お前、なんであんなところにいた」


その質問は私を苦しませるには十分なものだった
今の今まで考えないようにしていたこと
忘れようとしてたのに
そんなことを考えると自然に
今までのことが流れてくる
……怖い


「無理に答えなくていい、震えてる」


そう、言われ
私は体が震えていることに気がついた
だけど…止まらない
止めたいのに
頭の中に流れてくる“あの事”
そのせいで震えが増すのがわかる


「落ち着け」


腕を引っ張られ
私は柊の腕の中にいた

突き放そうとしたが
何故かできない
この人の腕の中
……落ち着く

震えが止まる中で
私はまた意識を飛ばした、、、
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