* allergenic *
フロアーに戻ると…

「優那ちゃん大丈夫なの?最近は アレルギーも発症しなかったのに、やっぱりまだ油断は出来ないんだね…中嶋さん 強引な事したんじゃない?」

「それは…」

「神谷、お前も気を付けてやれよ。優那は やっぱりアレルギーが 直ぐに出て症状が出れば辛いんだから…」

「優那ちゃんごめんね。俺回りが見えなくなってたよ。許して…。」

「もうしないで下さいね。そうじゃないと 中嶋さんと仕事中 警戒ずっとしないといけないのは 悲しいですから。」

「優那ちゃん///絶対俺、優那ちゃんを悲しませないから。」

みんなは 優那が優しく女神の様に見えた…

「優那ちゃん、定時過ぎてるから帰れるなら行こう。」

「皆さん、お騒がせしてすみませんでした。今日はお先に失礼します。」

「お疲れ様。優那ちゃん、また明日ね!」

理人君と並んで帰る姿を じっと見詰めていた碧斗は、仕事を再開した。

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