私と後輩君との恋は、じれったい。

初めまして、後輩君

「彩葉ー!」

「いっちゃーん!」


 同時に話しかけてきた二人に、戸惑う私。


「いっちゃんと委員会同じで良かった!」

「何でウチだけ……!」


 喜ぶ夢ちゃんと、悲しむ玲香。

 私は、図書委員会で、夢ちゃんと一緒なのです。


「放送じゃなくて、図書にすれば良かった!!」

「でも玲香、本好きじゃないでしょ?つまらないんじゃない?」

「………うっ」

「じゃあ、行ってくるよ!」

「ばいばーい」


 机にうなだれる玲香に手を振って、夢ちゃんと一緒に図書室に向かった。


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