私が君に好きって言えない理由




「早く、れいの恋、実るといいねっ」




なんて、強がって見せた。




れいが笑顔で口を開く。




" ありがとう ''

だろうか。



はたまた


'' ゆりちゃん ''


だろうか。




どちらにせよ、耐えられなくなった私は




「あ!今日、ピアノだ!先帰るね!」




逃げた。



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