所長による小動物系女子の捕獲計画
「お食事じゃなくて、飲みですか?じゃあ、なおさら私はいない方が」
女の私がいたら、キラキラしたお姉さんのいるお店に行けないだろう。染谷さんの誘い方もそういうお店に行くの前提っぽい。
「だから、だよ。染谷と違って俺はあんな香水臭いとこ嫌いだし」
「ふふっ、そうでしたね」
クライアントや建築会社の営業さんに何度か接待で連れていかれているみたいだけど、そのたびに私に電話してくれとメールが入る。急ぎの仕事があると抜けて帰って来るためだ。
本当に嫌いらしくて、そんなところもちょっと可愛い。
「二人で店に入ったら流石に帰りづらいし。なら最初から行かない方が良いんだ。頼むよ」
「‥‥ではご一緒します。」
仔犬の目で見つめられては断れない。迷いながらも私はこくん、と首を縦に動かした。
女の私がいたら、キラキラしたお姉さんのいるお店に行けないだろう。染谷さんの誘い方もそういうお店に行くの前提っぽい。
「だから、だよ。染谷と違って俺はあんな香水臭いとこ嫌いだし」
「ふふっ、そうでしたね」
クライアントや建築会社の営業さんに何度か接待で連れていかれているみたいだけど、そのたびに私に電話してくれとメールが入る。急ぎの仕事があると抜けて帰って来るためだ。
本当に嫌いらしくて、そんなところもちょっと可愛い。
「二人で店に入ったら流石に帰りづらいし。なら最初から行かない方が良いんだ。頼むよ」
「‥‥ではご一緒します。」
仔犬の目で見つめられては断れない。迷いながらも私はこくん、と首を縦に動かした。