Memory Puzzle
彩さんと梨々花に言われ、着てみることにした。

「可愛い制服…。」
着てみると、凄く可愛い制服だという事に気付いた。
青いチェックのスカート、紺のブレザー、白いカッターシャツ、赤いリボン。夏はブレザーを着ないけれど、ブレザー無しでも凄く可愛い。
「いいよねぇ、赤いリボンで〜。」
部屋に入ってきたのは梨々花だった。
「皆一緒じゃないの?」
時音は今の言葉に疑問だったのだ。
「特別クラスは赤いリボン、一般クラスは青いリボン、芸能クラスは緑のリボンって決まってるんだよね〜。私も赤が良かったのに。っていうか、時音も特別クラスに入るんだね。」
「そうなんだよね〜。やっていけるか不安だなぁー。」
時音は、本気で不安だった。

私、勉強あんまり好きじゃないしなぁ。



< 46 / 202 >

この作品をシェア

pagetop