職場恋愛
レシピを調べて2時間弱かかりながらもなんとか完成したそれは、私にしてはかなり上手くできた方。


これこそ自画自賛だな。


あとは帰ってくるのを待つだけ。















けれど、23時を過ぎても航は帰って来ず。

残業かな、と思いつつ心配で何度か電話をしてみたけど出ず。


なんかトラブルでもあったのかな。











ようやく帰って来たのは夜中の1時前。
連勤2日目にしてハード過ぎじゃありません?


「お疲れ様です」


玄関まで行くとちょっとお疲れ気味な顔で微笑んだ航。

今日だけで何時間働いたのよ、この人は。


「遅くなってごめんね。待っててくれてありがとう」


「なんかあったの?」


聞くと苦笑するだけで話そうとはしない。


何があったのさ。



「キッチン借りるって、ご飯作ってくれたの?超嬉しい」


「うん…あの、夜兼朝兼お昼ご飯ごちそうさまでした。疲れてるのに…」


「料理は趣味だからいいんだよ。結こそ、苦手なのにありがとね」


夜中なのに航の笑顔は眩しい。
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