職場恋愛
「で、家電何人休んでんの?」
軽く咳払いして早速仕事の話を始めた山ちゃん。
切り替え早いなぁ。
「6人。寺内さんは病院に行くから僕が家電と携帯の臨時マネージャーってことになってる」
「あー、骨折ったんだよな高木ちゃん。馬鹿力すぎてドン引きだわ」
えっ。骨折った!?まさかあの時思いっきり捻ってたのが……?
「あの人が反対方向に捻ろうとするから封じ込めたら折れちゃった」
そんな平然と言わないでよ!
恐ろしい人だなぁ…。
「でね、山野くんには家電を手伝ってもらいたいんだけど…」
「…だと思った。携帯は足りてそうだもんな」
「ごめんね。家電の人たちまだ休憩行けてないから順番に行かせてほしい。あと、他からヘルプに来てくれてる人を何人か戻したい」
「別にいいけど。誰がいんの?」
「えっとね相田くん、佐藤くん、荘原くんと」
特別の精鋭たちだ…。
「久保田くん、李くん、がヘルプ」
ゲームコーナーからも行ってるんだ…。
「で、家電のメンバーは安井くん、青葉くん、沼田くん、並木くんしかいない」
山ちゃんはそれを聞いて失笑していた。
もはや笑えるよね。
うんうん、分かる分かる。
「高木ちゃんの威力強すぎな」
「…ごめん」
「あーでも、しまも帰ってきてるからゲームの2人と相田ちゃんは戻せるな」
え!!抜けてきたの山ちゃんだけじゃなかったの!?
「島田くんと山野くんか…。すごいコンビだね」
「いや、俺は高木ちゃんとしまが揃った方が怖えよ」
「え?なんで?」
高木ちゃんと僕はキョトンとしてしまう。
「そっくりだろ」
え?高木ちゃんとしまが?
それはないよ…。
「あいつも腹黒だから」
あ〜…。高木ちゃんみたいな人のことを腹黒っていうのか〜。
へぇ〜〜〜。
しまは腹黒には見えないのに……。
高木ちゃんも見えなかったけど…。
「じゃ、俺行ってくるから。頼んだぞ、マネージャー」
最後までぬかりがないな。
ちゃんと釘を刺して行くなんて。
素晴らしい。
「あの…」
けど、山ちゃんがいなくなった瞬間にやっぱり怖くなって、つい顔色を伺ってしまう。
「ごめんね。用があったんだよね」
「品番帳が見たくて…」
「はい。……森くん、ごめんね」
品番帳を渡されてお礼を言おうとしたら…。
「1から頑張り直すから、どうかチャンスをもらえないかな」
チャンス…。
それは…。
「山ちゃんがいてくれれば、僕は携帯をやめるつもりはないです。ただ……」
ただ。
「山ちゃんを侮辱したのは許せないっていうか…。やっぱり、持ちつ持たれつだと思うんです。だからそこは、、反省してほしいっていうか……偉そうにすみません」
「うん、ごめんね。劣等感がすごくてね。コンプレックスなんだ。山野くんがいるってことが。だから、向き合っていけるように頑張る」
コンプレックス…。
それは。
「山ちゃんがすごいってことを認めてるんですよね?」
「そうだね」
「だったら…そういうのを褒めてあげられる人になったらいいじゃないですか」
「褒めなくても彼は分かってるよ」
そうだけど。
そうじゃなくて。
「自分で思うのと人から言ってもらえるのは違うと思います。ここで人を褒められるマネージャーって、まだいないと思いますよ」
貶して怒鳴って馬鹿にする人ばかりの中で褒めてくれる人がいたなら…。
素晴らしいことだと思うのは変じゃないよね?
軽く咳払いして早速仕事の話を始めた山ちゃん。
切り替え早いなぁ。
「6人。寺内さんは病院に行くから僕が家電と携帯の臨時マネージャーってことになってる」
「あー、骨折ったんだよな高木ちゃん。馬鹿力すぎてドン引きだわ」
えっ。骨折った!?まさかあの時思いっきり捻ってたのが……?
「あの人が反対方向に捻ろうとするから封じ込めたら折れちゃった」
そんな平然と言わないでよ!
恐ろしい人だなぁ…。
「でね、山野くんには家電を手伝ってもらいたいんだけど…」
「…だと思った。携帯は足りてそうだもんな」
「ごめんね。家電の人たちまだ休憩行けてないから順番に行かせてほしい。あと、他からヘルプに来てくれてる人を何人か戻したい」
「別にいいけど。誰がいんの?」
「えっとね相田くん、佐藤くん、荘原くんと」
特別の精鋭たちだ…。
「久保田くん、李くん、がヘルプ」
ゲームコーナーからも行ってるんだ…。
「で、家電のメンバーは安井くん、青葉くん、沼田くん、並木くんしかいない」
山ちゃんはそれを聞いて失笑していた。
もはや笑えるよね。
うんうん、分かる分かる。
「高木ちゃんの威力強すぎな」
「…ごめん」
「あーでも、しまも帰ってきてるからゲームの2人と相田ちゃんは戻せるな」
え!!抜けてきたの山ちゃんだけじゃなかったの!?
「島田くんと山野くんか…。すごいコンビだね」
「いや、俺は高木ちゃんとしまが揃った方が怖えよ」
「え?なんで?」
高木ちゃんと僕はキョトンとしてしまう。
「そっくりだろ」
え?高木ちゃんとしまが?
それはないよ…。
「あいつも腹黒だから」
あ〜…。高木ちゃんみたいな人のことを腹黒っていうのか〜。
へぇ〜〜〜。
しまは腹黒には見えないのに……。
高木ちゃんも見えなかったけど…。
「じゃ、俺行ってくるから。頼んだぞ、マネージャー」
最後までぬかりがないな。
ちゃんと釘を刺して行くなんて。
素晴らしい。
「あの…」
けど、山ちゃんがいなくなった瞬間にやっぱり怖くなって、つい顔色を伺ってしまう。
「ごめんね。用があったんだよね」
「品番帳が見たくて…」
「はい。……森くん、ごめんね」
品番帳を渡されてお礼を言おうとしたら…。
「1から頑張り直すから、どうかチャンスをもらえないかな」
チャンス…。
それは…。
「山ちゃんがいてくれれば、僕は携帯をやめるつもりはないです。ただ……」
ただ。
「山ちゃんを侮辱したのは許せないっていうか…。やっぱり、持ちつ持たれつだと思うんです。だからそこは、、反省してほしいっていうか……偉そうにすみません」
「うん、ごめんね。劣等感がすごくてね。コンプレックスなんだ。山野くんがいるってことが。だから、向き合っていけるように頑張る」
コンプレックス…。
それは。
「山ちゃんがすごいってことを認めてるんですよね?」
「そうだね」
「だったら…そういうのを褒めてあげられる人になったらいいじゃないですか」
「褒めなくても彼は分かってるよ」
そうだけど。
そうじゃなくて。
「自分で思うのと人から言ってもらえるのは違うと思います。ここで人を褒められるマネージャーって、まだいないと思いますよ」
貶して怒鳴って馬鹿にする人ばかりの中で褒めてくれる人がいたなら…。
素晴らしいことだと思うのは変じゃないよね?