極上初夜は夫婦のはじまり~独占欲強めな社長ととろ甘結婚いたします~
涼我にいつも飲みすぎるなと注意されているのもあるし、自分自身体調がイマイチだという自覚があるから深酒はせず、短時間の滞在で『小粋』を後にした。
頬をかすめる夜風が気持ちいい。
蘭々ちゃんと話せてよかった。
涼我とどうなっているのかを聞けたし、蘭々ちゃんがすごくいい子で癒された。
しかし、年下に気を遣わせた自分が情けない。もっときちんとした大人になって、蘭々ちゃんの相談にも乗ってあげられるくらいにならなくちゃ、とそこは素直に反省しながら、ふわふわとほろ酔いで家路に向かう。
もう少し先に丁字路があり、左に曲がると私の家へと続くが、右に曲がると涼我のマンションがある。
蘭々ちゃんと話をしたからなのか、急に涼我に会いたくなってきた。
涼我は今、家にいるだろうか、いきなり電話もせずに行ったら驚くかな、と思考を巡らせながら歩いていると、丁字路の街灯の下に人が立っているのが見えた。
逆光で顔はよくわからないけれど、背の高い男性だ。
夜道に男性が立っているだけで、少しばかり気味が悪い。小走りで通り過ぎようとしたところで足を止めた。
風が吹いて、男性の髪がふわりと揺れる。
私に気づいたその人が、こちらに足早に近づいてきたのがわかって、私は逆に二歩、三歩と後ずさりした。
「電話でもメッセージでも連絡がつかないから来ちゃったよ」
その人物は、私が今一番会いたくない三浦さんだった。
瞬時に恐怖で足がすくむ。私の詳しい住所までは教えていなかったから、こうして近所で待ち伏せされるなんて想像の範囲を超えていた。
「俺からの連絡、無視するのひどくない?」
「…………」
三浦さんの執拗さが浮き彫りになり、底気味悪い感情まで芽生えて、言葉を失ってしまう。
「おい、なんとか言えよ」
まただ。また、裏の顔をした三浦さんの怖い口調になった。
頬をかすめる夜風が気持ちいい。
蘭々ちゃんと話せてよかった。
涼我とどうなっているのかを聞けたし、蘭々ちゃんがすごくいい子で癒された。
しかし、年下に気を遣わせた自分が情けない。もっときちんとした大人になって、蘭々ちゃんの相談にも乗ってあげられるくらいにならなくちゃ、とそこは素直に反省しながら、ふわふわとほろ酔いで家路に向かう。
もう少し先に丁字路があり、左に曲がると私の家へと続くが、右に曲がると涼我のマンションがある。
蘭々ちゃんと話をしたからなのか、急に涼我に会いたくなってきた。
涼我は今、家にいるだろうか、いきなり電話もせずに行ったら驚くかな、と思考を巡らせながら歩いていると、丁字路の街灯の下に人が立っているのが見えた。
逆光で顔はよくわからないけれど、背の高い男性だ。
夜道に男性が立っているだけで、少しばかり気味が悪い。小走りで通り過ぎようとしたところで足を止めた。
風が吹いて、男性の髪がふわりと揺れる。
私に気づいたその人が、こちらに足早に近づいてきたのがわかって、私は逆に二歩、三歩と後ずさりした。
「電話でもメッセージでも連絡がつかないから来ちゃったよ」
その人物は、私が今一番会いたくない三浦さんだった。
瞬時に恐怖で足がすくむ。私の詳しい住所までは教えていなかったから、こうして近所で待ち伏せされるなんて想像の範囲を超えていた。
「俺からの連絡、無視するのひどくない?」
「…………」
三浦さんの執拗さが浮き彫りになり、底気味悪い感情まで芽生えて、言葉を失ってしまう。
「おい、なんとか言えよ」
まただ。また、裏の顔をした三浦さんの怖い口調になった。