Black sweet Darling!《完》
「いらねーってば。」

「あなたにご馳走になる理由がありません!」


経済的にはありがたいけどプライド的に許せない。

本当はもう少し楽しみたかったけど、この男のお店なんだったら話は別だ。

あたしはずいっと千円札を押し付けて、バーを後にした。






「オーナー。今の人ってもしかして…」

「ふ、本当に強情な女だわ。変らねぇな。」


そんなやりとりは立ち去ったあたしには届かなかった。
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