あなたのことは絶対に好きになれない!

ある朝、いつも通り出勤すると、営業室前の廊下でオウスケくんと擦れ違う。


辺りに他に人の気配はない。
これまでだったら、二人きりの時はいつも何かしら意地悪で憎たらしいことを言って、私のことを翻弄し、その様子を鼻で笑うというドSっぷりを見せる彼。


……でも、ここ二、三日は。



「あ、おはようクミ。今日も一日頑張ろうな」


……そう言って、サッと営業室に入っていってしまう。
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