あなたのことは絶対に好きになれない!
百歩譲って、付き合ったらとことん優しくしてくれると言うのならまだ考える余地もあるかもしれないけど(私にトラウマを植え付けた張本人だし、優しくしてくれたとしても恐らく付き合えないけど)、付き合っても意地悪されるんでしょ⁉︎ 付き合う訳ないでしょう‼︎
そう思い、
「無理ですっ! 本当に無理っ! 考えられません!」
と、ハッキリ言ってしまった。
さすがにちょっと酷い言い方をしてしまったかもしれない、とも思ったけど、彼は涼しい顔をして、
「そうか。それは残念」
と答える。
このあっさり感。やっぱり私のことをからかってただけ?
と思っていたら。
「俺、昔のお前の恥ずかしい写真たくさん持ってるんだぜ」
「へ?」
「いじめて泣かせた時の写真とかいっぱいあるんだよなー。泣きすぎて変な顔してるのもたくさんあるぜ。携帯で撮り直して、SNSで拡散するのも悪くないなー」
どこか独り言のような、恐ろしい脅迫。
人権にかかわるような写真ではないと思うけど、どんな写真か分からない以上、恐ろしいことには違いない。
私が言葉に詰まらせていると、オウスケくんは改めて言った。
「好きだ。付き合って」
言いながら彼はニッコリと笑う。
……世の中に、こんなに嬉しくない、恐怖すら感じる告白が存在することを思い知った。
……はい、と。私は弱々しく首を縦に振ることしか出来なかった……。
そう思い、
「無理ですっ! 本当に無理っ! 考えられません!」
と、ハッキリ言ってしまった。
さすがにちょっと酷い言い方をしてしまったかもしれない、とも思ったけど、彼は涼しい顔をして、
「そうか。それは残念」
と答える。
このあっさり感。やっぱり私のことをからかってただけ?
と思っていたら。
「俺、昔のお前の恥ずかしい写真たくさん持ってるんだぜ」
「へ?」
「いじめて泣かせた時の写真とかいっぱいあるんだよなー。泣きすぎて変な顔してるのもたくさんあるぜ。携帯で撮り直して、SNSで拡散するのも悪くないなー」
どこか独り言のような、恐ろしい脅迫。
人権にかかわるような写真ではないと思うけど、どんな写真か分からない以上、恐ろしいことには違いない。
私が言葉に詰まらせていると、オウスケくんは改めて言った。
「好きだ。付き合って」
言いながら彼はニッコリと笑う。
……世の中に、こんなに嬉しくない、恐怖すら感じる告白が存在することを思い知った。
……はい、と。私は弱々しく首を縦に振ることしか出来なかった……。