キミといつもの場所で、手を繋ぐ
きゅっと唇を噛み締めます。
痛いのは噛み締めた唇でしょうか…
──心でしょうか…
「いいよ。私ばっかり、雨宮くんと帰ってごめんなさい…!!」
友達に優先順位はありません。
みんな平等です…
私と雨宮くんは、"友だち"なのです…
「はしっ」
私は、雨宮くんが話しかけてくれようとしているのに、逃げ出しました…
ざぁぁぁぁぁと、雨は本格的に降り出し、癖毛が更にくるくると宙を舞いました。