私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編
3 不便な生活

私は 病気になったあの瞬間から障害者となったのだ

いつの間にか障害者手帳を持っていた

家での生活は 不便の連続だった

古い家の為お風呂に脱衣所がなく 隣の台所で脱いだり 着たりしなくてはいけなく 足が悪いので椅子なしでは着替えられず 時間もかかってしまう

手すりなくては お風呂に入れなかった

家のいろんなところにある 少しの段差に躓くこともあり
段差を越えることが大変だった

不便の生活の中 私にも嬉しいことがあった

近所の家で 子猫が産まれたのだ

黒っぽいのが四匹と白色のオスとメス 母は退院した 私に一匹飼っていいと言ってくれたので どの子にしようか悩んだ

嬉しくてしょうがなかった私は 最後まで悩み 最初に決めていた 白色の女の子をもらった

他の子達も貰われていき残ったのは 親猫含めて三匹になった

因みに父猫は行方不明らしい

小さい頃から猫を飼うと言う事が 私の頭になかったのでお互い上手くやっていけるか不安だった

この子の名前は もも に決めた

まだ小さいのに母猫と話されて

寂しいだろうなと思った

数日経つと母猫の事を忘れているみたいだった

大きくなるにつれて段々顔や体が黒くなっていった

ひっかかれたり 噛みつかれたり 体中が傷だらけになった

それでも もも の事は大好きで 私の一番の宝物になった
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