私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編

何をするにも いつも一緒で 年とともに ももは 大人しくなったが よく外へ脱走した

少し遊んで 帰ってくる

脱走すると一日 帰ってこない事もあった

道路を渡ったりしていたので それが 心配だった

ずっと名前を呼んで 探し回っても ずる賢く 草の中に隠れ見つからないように 息を潜め 鳴き声一つあげない

夜に脱走すると もうお手上げ けれど帰ってくるまでずっと心配だった

ちゃんと家を 覚えているので必ず帰ってくるが 帰ってくるといつも 真っ黒だった

私にとって もも は大切な存在だ

私は よく祖父母と喧嘩する事が多かった

一緒に暮らしていると 嫌な所ばかり見えてきてしまうもので 祖母は とにかく不潔で汚く 手は洗わないで 色んなものに触って汚す 人に咳をかける

それが 食べ物でも 全く悪いと思っていない

この家で 一番偉いと威張っている

私は 祖母に普通の事を言ってるだけなのに 年寄りをいじめるなど まるで私が 悪者かのように言ってくる

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