私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編
17 恐怖

体育の授業 着替えるのが大変だった

先生にバレーだと審判ならできるだろうと言われ 一人で点数を入れる事が多かった

点数を入れるのが すごく難しかった

先生に一人でやるのが 大変ですとはっきり言えば良かったのかもしれないが 先生から できるか?できないか?と言われると絶対できない訳じゃない けれど一人でやるのは難しいと頭の中で 巡っていて 絶対できない訳じゃないので 何も言えず しぶしぶやる事になった

そんな迷いが 学校生活には よくあった

全くできないのであれば できません とはっきり言えるが 少しは できるのだから やらない訳には いかないと言う迷いがあった

できませんと言っていたら 楽だったが できない訳じゃないのに 嘘をついているようで 自分が嫌だった

点数を 入れるのが 大変だったが 特に9から10に変わる時など焦りすぎて 中々めくれない

当たり前に 周りの人も手伝ってくれない

私が 点数を入れるのを 誰も待ってはくれない

そうしているうちに 点数が どっちに入ったかわからず バレーやっている人達に キレられ悪口 暴言を言われ嫌だった

どっちに入ったか わからない時は 喜んでいる方に点数を入れていた

すごく喜んでいる時は わかりやすいが わからない時は じっと観察して判断するしかなかった

< 91 / 96 >

この作品をシェア

pagetop