だからそれは、愛じゃない。




「彼氏ができたら彼氏と一緒に登校しなくちゃいけない、なんて決まりないだろ!! つーか、一緒に登校する事が『仕事』と思ってるなら別れた方が良いよ」



 ……………えっ!?


 いきなりの『別れた方がいい』発言に、私はもちろん、鶴橋くんも固まってしまっている。


「別れるワケないだろ。悪い、言い方が悪かった。とにかく、朱里には俺という彼氏ができたんだから。もう和谷くんは何も心配しなくていいから」


 負けじと言い返す鶴橋くん。
 ………………鶴橋くん、不安がってる。



 …………私が我慢すれば良いだけの話なんだ。



「それに和谷くんだって、いつまでも朱里にベッタリじゃ彼女できないよ??」


 鶴橋くんの言葉でハッとなる。


 自分勝手なワガママばっかり言って、自分の事しか考えれてなかった。


 ………私のせいで祐樹に彼女ができないなんて、そんなの絶対にイヤだ。


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