【完】私、新しく生まれ変わります!
「だって、五十嵐くん入学式で言葉言ってましたよね?」
女の子がうるさかったって言ってたもん。花音が。
ま、私は言葉聞いてないけど。
どうしても睡魔くんが私と友達になりたいからって言いよってきてたから。
友達になってあげたの。優しいよね、私。
「寝てたくせに⋯⋯」
ぼそっとそう言う五十嵐くん。
「え!?なんで知ってるんですか!?」
え、そんなに大胆に寝てた!?舞台上から見えるほどに!?
あ。でも花音との話を聞いてた可能性もあるか⋯⋯。
席近いしね。
花音、普通の声のトーンで言ってたもん。
は、恥ずかしいんですけど。
「いや、忘れろ」
じゃあ、忘れます。頭の隅から追い出します。