君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

"優葉を抱きたい"

その言葉と共に………送られたのは、"優葉が欲しい"と強く感じる熱い目。

そして、 気づけばまた感じる李人の甘い唇ーーー。

「………っ」

李人の想いを感じれば、感じる程………優葉も、愛したくなる。

李人の全てを………愛したくなるーーー。

「………させて」

「っ、優葉………」

「李人君の全てを………愛させて………」

気づけば、優葉はそう言葉にしていた。

もう、何も関係ない。

李人が従兄弟でも………俳優でも、何も関係ない。

今、 目の前にいるこの世界で一番好きな李人を愛したい………。

そう思えば、 ーーー最後。

「っ、 本当にもう………駄目だっ………。 愛したくて………抱きしめたくて………堪らないっ………」

「あ、 っ………!」

李人は、優葉を強く抱き締め………その胸を覆っていた下着をとり去り………優葉を愛し始めたーーー。

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