君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
初めて優葉から受けたキスへの満悦とそのあまりの甘さに………李人は一気に優葉への想いが溢れ出す。
そしてーーー
「………っ、 優葉っ………!」
「んんっ………」
李人は、その想いのままに優葉へ口づけを仕返すとーーー、優葉を後ろのベッドの上へと押し倒した。
「李人く………、っ………!?」
李人は、 優葉の耳元にキスをすると………優葉が着ていたボーダーカットソーを捲り上げる。
途端に、 上半身が下着姿の状態でさらけ出された優葉はカッと顔を赤くした。
「李人く………そんな、見ない………ああっ………!」
羞恥で顔を覆った優葉の胸元にまた李人はキスをする。
それだけで、優葉の頭の中はどうにかなりそうだった。
「………狡いよ、 優葉」
「っ、えっ………?」
「あんなに可愛い顔で………キスして好きっていうんだ。 ………もう、止められない。
ーーー優葉を、抱きたい」