君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
(………変わって、 ない)
"………ごめんね。 気持ちは嬉しいけど………、俺、好きな子がいるんだ"
"その子じゃなきゃ、 俺はダメなんだ"
………昔から、そうだ。
この男性(ひと)はーーーそうだ。
やっぱり………、この男性の気持ちは………何一つ変わってはいない。
(バカ………みたい。 会いにきてくれたからって………舞い上がって)
「………それで、 話って何?」
「………篠村」
「今は………優葉の話なんて、どうだっていいでしょ? 私に話があるんでしょ?」
(なのに………、 そんなに楽しそうな顔で………優葉の話をしないでよ………)
晴夏はそう強い口調で李人に言った。
思わず、出てしまった本音に………晴夏はしまったと感じたが時すでに遅し。
すぐ様、李人と視線を合わせれば………彼は、 真っ直ぐ真摯な目で晴夏を見たので晴夏は言葉が出なくなった。