君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「あら、優葉さん………! おはようございます。 どうされたのですか? こんな朝から」

「有華さんに朝食に誘われて………。 瀬名く、ーーーあっ、い、和泉ももう来ると思うんですけど」

「和泉………? 優葉さん、和泉様のことを呼び捨てに?」

そう関本に言われた途端、優葉は顔を赤くそめた。

「やーん、可愛い! 優葉ちゃん! 可愛すぎる!! 関本さんともやっぱり交流があったのね? さすが、未来の和泉の嫁だわ!!」

「ーーーッ、えっ!? よ、嫁っ!?」  

まさかのお嫁さん発言に優葉は大きく目を見開いた。

「お、お嫁さんですか!? それじゃあ、和泉様と優葉さんは、とうとうお付き合いを!?」

「そう!! 関本さん!! やっとそうなのよ!!しかも、優葉ちゃんったら、私のこととてもお綺麗ですねって言うのよ〜! もうお嫁さんとして百点満点よね!ねっ!?」

「もちろんですよ!! 優葉さん以外に和泉様の奥様候補はいませんよ!!」




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