君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
二人の花嫁議論が爆発しており、優葉は気恥ずかしくなる。
「つ、付き合ったばかりですから………」
何と反応すれば良いかまるで分からず優葉は思わずそう答えたが。
「何言ってるのよ!優葉ちゃん!!!」
「何をおっしゃいますか、優葉さん!!」
「ーーー!? えっ、えっ?」
二人に物凄い剣幕ですぐさま否定され、優葉はたじろいだ。
「和泉はずーーーっと!! もうそれはずーーーっと!! 優葉ちゃんのこと好きだったんだから!!
いつも、いつも優葉ちゃんのことばっかり考えてたのよ! どうしたら優葉が笑うか?とか幸せにできる?とか。 和泉からくる相談なんてそんなことばっかり!」
「そうですよ! 和泉様はいつも優葉さんだけを想ってましたよ。 和泉様は優葉さんといると本当に心から嬉しそうにしてましたし、その態度から気持ちはだだ漏れでした!
私からみても和泉様にとって優葉さんは先生などでなく特別な女性なのだと分かりましたよ!」