君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「………何が言いたいの、アンタ」
「ーーー………そのままの意味です。 君に伝えるのは酷だが………李人にとって優葉さんは今もかけがえのない女性だ」
怜が念押しのようにそう繰り返せば、和泉は大きく目を見開いた。
そしてーーー
「………ッ!!」
「橘が………、そんなふざけた事をアンタに言ったのか!? あんなに優葉を泣かしておいて、散々傷付けておいて………、虫が良すぎて、反吐が出るよ!!」
和泉は、その激情のあまり怜の胸ぐらを掴みそう叫んでいた。
「アイツは………橘 李人はどこにいる!?」
「ッ、 君は李人に何をする気だ!」
「何をする? ………それはこっちのセリフだよ!! 橘が身勝手に優葉をまた傷付けるのであれば、俺はアイツを許さない!」
