ハイバネーション 【完】
「今日、学校終わったら
 ABC書店の駐車場で待ってて」


『っ?!』


思わず振り向きそうになって、
寸前で思いとどまる。

あたしは前を向いたまま、
先生の背中を意識した状態で、
コクリと頷いた。


そして先生はマキが戻ってくる前に、
食堂から出て行った。
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