ハイバネーション 【完】
唇をようやく離した先生は、
あたしの頬に手を当てたまま

ハアッ・・

と、とびきりセクシーに
息を吐いた。


「せっかく」

俯いていた先生が、目線を上げ、
あたしと目を合わせる。

やっとあたしは
現実世界に戻ってきた。
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