君の瞳にわたしが映っても(完)
その日から、兄はよく怪我をして帰宅した。
たまには夜遅くまで帰ってこなくて、帰ってきたときにはぼろぼろになっていた。
しかし途中から兄のいじめが学校内で問題になり、暴力は無くなった。
だから父もわたしもいじめが絶えたのかと思った。
しかし、そこからが本当のいじめの始まりだった。
インターネット内やチャット内などのいじめが繰り広げられ、
ネットのいじめが広がるのはあっという間で、
あることないこと言われ、
兄は学年全員の生徒からの連帯いじめを受け始めた。