彼の笑顔に出逢いたい
「何よその顔は!何も知らない人畜無害そうな顔して、彼のこと裏でコソコソ調べてつきまとってるんでしょう。本当は。」


そう言われて益々分からなくなる。

知らないふりって何を?

私がコソコソ何を調べてるって?

もしかして彼のバイト先の事?

それでつきまとってるって、私が?


まるで人をストーカーだと決めつけんばかりの言い方だ。


「彼が一番苦手なのは、あなたみたいな人なのよ。
彼だって迷惑してるんだから、もう付きまとうような真似はやめなさい。」


彼女は最後にそうハッキリ断言するとくるりと向きを変え、お手洗いから出て行った。

私が先に立ち去るつもりだったのに、逆に言いたい放題言われ一人取り残されてしまった。





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