私と結婚してください。



それからはみんなで宿題。
とはいえ、私だけが全く出来なくて、凰成が終わるのをちょっと待ってから、ひたすら凰成に教わって宿題をやる。

竜司くんなんてさっさと数学全部おわらさて、暇だからと椎依のピアノを聴きに行った。


めぐは私のベッドでくつろいでた、けど


「希依、暇だからバスケボール借りていい?」


ついにめぐも私の部屋から出ていくと。
なんてことだ。


「……いつものところにあるから、お好きにどうぞ」


「んじゃコート借りるね~」


とめぐが立ち上がる、けど


「希依んち、バスケコートあんの?」


「あー、うん。
家の裏にあるよ。最近は誰も使ってないけど、整備はしてあるはず。」


「ふーん…、俺も行くかな」


「え!?え、でも凰成いないと終わんない!!」


「ほらよ、やり方かいといてやった。
俺も疲れたし、集中力切れたから外行くわ。

頑張れよ。」


といって、めぐと二人、部屋を出ていった。


「……まじかよー…」


結局、私一人。
せっかく凰成連れて帰ってきたのにさ…

椎依も今たぶん竜司くんとだし……


……私だけ一人かよー…



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