彼とあたしと彼と
「なっ!?」

あまりに
真剣な眼に
あたしは
耐え切れずに
そう漏らした。


随分
久しぶりに
拓海の瞳を
覗いた気がする。

茶色い瞳。
輝きを持っている瞳。
そして……
いつも誰かを
想ってる瞳。

あたしにはわかる。
拓海がたまに
凄く寂しそうな
瞳をしてるときがある。

恋しているあたしに
その眼がわからない
訳がない。


「ぶっ!!!」
いきなり拓海から
横腹パンチを
喰らった。
「何マヌケな顔して
俺をみてんの?」
―!?
そうか!
拓海と眼が合った
てことは
あたしも拓海を
みてたんだ!

うわあ……恥ずかしいぃ…
「よしゃぁ!!!」

―!!?
いきなり何!?
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