fragment
笑われた恥ずかしさやコレを口に出来る嬉しいさや、そんなどこまでも単純な自分に呆れもして失笑する。

それにしても、こう実際見たりすると不思議な位色々な記憶が甦ってくる。

この客間では隠れんぼをしたし、じいさんには本を読んでもらった事もあった。

・・・そういえばあの時俺は1人じゃなかったはずだ。

一緒に遊んだ奴がいたはず。

「お待たせしました」

そう部屋に入って来た彼女の手には、何故かグラスやアイスペール以外の物がいっぱいだった。
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