奏でるものは 〜功介〜
呼ばれた二人が緊張気味に来ると、全員が優をみた。
「高野、来週の準備は整ったか?」
「はい、あとは当日食べ物を取りに行くよう手配してます」
「そうか。ありがとう。頼むよ。
それから、俺、歌織と別れたから……」
「えぇ?」「マジっすか?」
春菜ちゃんと高野が驚いて叫ぶ中、俺と龍と昌は目を合わせた。
カオリちゃんの怒りは治まらないほど、だったのか?
「以上」
優が言うと、高野と立花が出て行った。