奏でるものは 〜功介〜


連休が終わって、初めて龍の彼女の春菜をコンビニまで迎えに行く日。


暇だから俺たちも行こう、と言う昌の声に、全員それぞれのバイクで向った。

踏切で待ってるときに、龍の携帯が鳴り、はあ?と呆れたような龍の声がした。


「アイツ、高野達から逃げたらしい」


全員が、は?と固まった。

とりあえず、待ち合わせのコンビニに行くことにした。


コンビニにつく頃に、高野から再び電話があった。


先に友達と自転車で行っていた、と、まあ、予想外のことをしてくれていた。





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