花火の咲く音
「本当にありがとう。私、帰るね……元気でね…」

ボロボロと水滴が目から流れる。

君は無言で私を見つめる。

ボタっ、ボタっとレジャーシートにおちてゆく。

「じゃあ」

涙声になりながら、彼に背をむける。

「おい!タオルならある!待てよ!」

彼は雑にカバンを漁り、タオルをみせてくる。

でも

「さようなら。ごめんなさい。ごめんなさい。大好きだった人。」

私はそういって、泣きながらその場を後にした。





















































はずだった。
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