戦月姫
菜月「え、藤堂??」

菜月は気づいたみたいだ。

七海「そういえば、光くん、蓮と同じ名字ね。もしかして親戚だったりして。」

七海先輩が冗談めかして言う。
まあ、藤堂なんて、ありきたりの名字だしな。

蓮「俺の弟だよ。」

蓮兄がパタンと本を閉じ、こっちに向かってきた。

七海「え、うそ!?」
学「弟さんでしたか。」

でも、こんな事で驚いていては身が持たねぇぞ。

蓮「ひーかーるー!会いたかったぞー!」

七海,唯,学,菜月「え!?」

そう、蓮兄は普段は超クールなのに、実は超ブラコン

むしろ今まで端っこで静かに本を読んでいた事の方がおかしかった。

七海「まあ、確かに2人ともイケメンよね。」

学「今年の1年は顔面偏差値が高いみたいですね。」

唯「うん、こんなに可愛い子、初めてみた、、、」

そして視線は菜月の方に。
でも、当の本人は自分のことを言われていると気づいてないみたいだ。

もしかして、菜月、、、無自覚なのか??



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