指切りげんまん。
初デート

りょうくんと付き合って初めての記念日が訪れようとしていた。


何をすれば喜んでくれるのかな…


プレゼントを買おうと

アクセサリーショップを訪れていた。



すると同じ制服を着た女の子たちが。


「何あいつ、ほんと許せない。」

そのうちの1人が言うと

「りょうやくんの本命は理沙だって
知らないんだよ!」

と言った。


…どういうこと?

私は騙されてるの?

色んな想いが頭を駆け巡る。


「大丈夫よ、りょうやくんは

すぐに理沙の元に戻ってくるって!」


私はしっかりと理沙と呼ばれる

彼女の顔を見た。


色白で可愛いのに

どこか凛としている

そんな雰囲気の彼女は

私なんかと比べ物にならないくらいの美少女だった。



不安で胸が苦しくなる…





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