あたしたちの恋模様
「待てません」


「そうじゃなくて、心結が泣きそう」



奏汰くんの言葉に悠貴がハッとした顔であたしを見る。



「……心結」


「君と心結がどんな関係なのかはしらないけど、俺はただのミサキの担任だし。心結は昔から知ってる妹のようなもんだし。変な関係じゃない。だいいち俺は嫁も子供もいる」



奏汰くんの言葉にあたしをみる悠貴。



「浮気とかじゃないのか……」


「それは悠貴でしょ……」


「お前ら付き合ってんのか」



奏汰くんがあたし達を交互に見る。



「あ、うん。彼氏……」


「丹羽悠貴です」


「ん?丹羽……?」



奏汰くんが何かを考え込む。



「あ、そうです。ミサキの兄です」


「やっぱりそうか!」


「兄!?」



悠貴の言葉に納得する奏汰くんと驚くあたし。



「あのなー、俺とミサキが付き合うとかマジで寒気するから」


「こっちのセリフだ。バカ兄」



ミサキさんが悠貴をガッと蹴る。


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