私の声は君だけのもの


……とても気まずい

沈黙が重すぎる



「……邪魔して…ごめんね…?」


「全然いいよ

あっちが勝手にしてきただけだし、むしろありがたいくらいだ」


歩都の返事に怒っている感じがなくて取り敢えずほっとした

そのせいか、口が滑ってしまった


「キスってどんな感じ?」


「…………っは?」





< 120 / 146 >

この作品をシェア

pagetop