私の声は君だけのもの


家に帰ってから、歩都に言われたことを実践するために優希が帰ってくるのを待っていた

……今日はやけに優希が帰ってくるまで長く感じる



ガチャッ



優希が帰ってきた!




私は何時ものように優希に抱きついた

そして屋上で歩都と練習した顔で優希を見つめておかえりを言った


でも歩都はいつも通りの反応だった





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