お茶にしましょうか
只今、昼の休憩時間です。
私は、校内を歩き回っているまさに真っ只中でした。
何をしているのか、と言われますと「吹奏楽部」へ勧誘するためのポスターを貼りながら、チラシを配り歩いているのです。
私は、まだまだ諦めません。
この様にたった一人、浮いている様な私でも、もう一度合奏をしたいのです。
幾人に紛れ、音と、人とが、重なり合う喜びを味わいたい、と日々願っています。
しかしそれも、なかなか叶わぬ願いであります。
実はほんの数日前にもチラシを配るであったり、ポスターを貼るであったり、今日と同じ様に活動しておりました。
ほんの数日前を、少し思い起こすことにいたします。
私は学校の中庭にて人を見かけては声をかけ、断り続けられていました。
偶然にも私に声をかけられてしまった相手の方々は、さも煩わしそうに私を避けてゆきました。
通り過ぎようとする方々も、絶対に目を合わすまい、と私から逃げてゆくのです。
私もよほど、必死だったのでしょう。
気を遣うということを、忘れていました。
私は少し落ち込み気味に、中庭の花壇に腰をかけました。
その時だったのです。
「こ、こんにちは」
できる限りの笑顔を、私はつくりました。
ほぼ毎回、お馴染の登場の仕方で現れる江波くんが、私の正面にて制服姿で直立していらっしゃったのです。
彼は、遠くに見える仲間たちの輪から、わざわざ抜け出してきてくださった様でした。
私は、校内を歩き回っているまさに真っ只中でした。
何をしているのか、と言われますと「吹奏楽部」へ勧誘するためのポスターを貼りながら、チラシを配り歩いているのです。
私は、まだまだ諦めません。
この様にたった一人、浮いている様な私でも、もう一度合奏をしたいのです。
幾人に紛れ、音と、人とが、重なり合う喜びを味わいたい、と日々願っています。
しかしそれも、なかなか叶わぬ願いであります。
実はほんの数日前にもチラシを配るであったり、ポスターを貼るであったり、今日と同じ様に活動しておりました。
ほんの数日前を、少し思い起こすことにいたします。
私は学校の中庭にて人を見かけては声をかけ、断り続けられていました。
偶然にも私に声をかけられてしまった相手の方々は、さも煩わしそうに私を避けてゆきました。
通り過ぎようとする方々も、絶対に目を合わすまい、と私から逃げてゆくのです。
私もよほど、必死だったのでしょう。
気を遣うということを、忘れていました。
私は少し落ち込み気味に、中庭の花壇に腰をかけました。
その時だったのです。
「こ、こんにちは」
できる限りの笑顔を、私はつくりました。
ほぼ毎回、お馴染の登場の仕方で現れる江波くんが、私の正面にて制服姿で直立していらっしゃったのです。
彼は、遠くに見える仲間たちの輪から、わざわざ抜け出してきてくださった様でした。