私の名前


「は、初めまして!香山 紗奈です。」

「俺の彼女」

そういう朔久は本当にうれしそうだ。

俺もそんな朔久をみて嬉しかったのは秘密だ。


「あ、それでね?この子が鈴音ちゃん」

朔久に紹介されて改めて姿勢を正した鈴音。

「初めまして!…黒羽 鈴音です。」

これが俺と鈴音の出会いだった。

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