7日間目の蝉
でもね。今日、ファミレスで夏樹くんが倒れた時このまま目を覚まさないんじゃないかなって思った時、凄く悲しくて、苦しくて…
自分の想いを伝えとけば良かったって。

自分勝手なのは分かってる…でも…

僕「でも、どうしてもこの気持ちを伝えたかった。」

僕「僕と同じだ…宮野…ありがとうな。」

宮野「夏樹…くん…。」

僕「宮野…僕と。僕と付き合って下さい!」

宮野「…うん!よろしくねっ夏樹くん。」

宮野が返事を言い終えた時、さっきまで茜色だった空は暗闇に包まれ1発の大きな花火が上がった。
薄暗い病室に、花火の光が入る。

その時見えた宮野の顔は、悲しそうに泣いているように見えた。
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