最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
かつて、浮気されて振られる

ってパターンが定着していたあの頃の自分は

想像もできなかった。

愛されてるって・・

こういうことをいうんだなぁ・・

と、しみじみ実感しちゃうよね。。

「大麦?」

横目で窓の外を見下ろす大麦の胸板をそっと撫でた。

大麦は、ちらりと私を上目遣いに見やり言った。

「名前で呼んで。」

「あーえっと・・」

何よ何よ

もー子犬なの?

パピヨンなの??

可愛いんですけどっ

「えーと・・・・は、やと?」

大麦はニマッと笑って私を抱きしめた。

「愛してる。」

うん

私も・・

素直に言えない自分が嫌になる。

けど、分かるように大麦を抱きしめ返した。

私の中には、ハルの面影どころか

カケラも残ってない。

「・・。」

何も言わずに、大麦に向かって目を閉じた。

大麦は

それだけで

全て察してくれる。



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