最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
しかし・・

大麦のことをちらっと見た。

黙ったまま、我関せずって顔で携帯を触ってる。

けど、私が顔を見たり、視線が合うと

絶対に微笑んでくれる。

何も言わずに。

不気味です・・。

さっきのヤキモチはどこに行ったのかい??

「とにかく、ここじゃなんだし、どっか入ろうぜ。」

って

どんだけ自分勝手だ、コイツ!

「聞いてなかったの?もう、あなたとやり直すつもりはないって言ってるんですけど。」

ハルはうんうんとうなづいて言った。

「けど、どうせほら、お前、男なんかいないだろ?」

・・・

お前の目は節穴かい。

私の手は大麦のスーツの裾をしっかりと掴んでるし

そりゃ、スーツの裾にシワが入ると思うけど

ごめんね大麦

ってくらいしっかり掴んでるし。

ずっと私の隣に立つこの大きな人の存在には

なんとも思わないのかーい。
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