最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
「はい、終了!」

日下部さんの声が高らかに響き、私は我に返った。

いつのまにか大麦の腕が腰に回され、いつのまにか私も大麦の体に腕を回している。

「ハルくん勝ち目なし、だって両思いだもん、この2人。」

ははっと柳生さんが笑って言うと、立ち尽くしていたハルがどかっと椅子に腰掛けた。

「なんでだよ!」

なんでーと言われても、説明なんかできるわけない。

ハルと別れて、もうこの世の終わりだと思った。

結婚という二文字が消え、孤独死という三文字が一気に歩み寄り、泣くだけ泣いて、その悲しみを引きずることを覚悟した。

のにー

その翌日には、大麦って自分とは不釣り合いな7つ年下の上司から告白されて・・

付き合い始めて・・
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