最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
「ほらほらそういうこと聞かないの。」

ああ柳生さん・・

たまには助け舟も出してくれるんですね・・

「夜のお楽しみにとっときましょ。」

・・・・

違うかった・・・

「そうですね、そこのところは深く聞きたいです。」

「いや、話さないけどね!」

夜になったからって話はしないけどね!

「あー真っ赤になっちゃって、森さんほんと可愛いー」

「もーよしてよ、とにかく、今はそういうことじゃなくて・・っ」

私は運ばれてきた白身魚のムニエルにナイフを入れつつため息をついた。

「あー、それよね。」

「しんっじられないですよね。」

ふたりは顔を見合わせて声を揃えて言った。

『逃げ帰るなんて』
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