もしも、君と。
恋の終わり


夜10時近く。



長い移動時間を経て高校に戻って来た。
バスを降りると冷たい風が吹き付ける。



「寒いっ!あぁ~疲れたぁ~!」



「だなー!でも、めっちゃ楽しかったな!」



修学旅行最後の全体集合。
全クラスが整列して終わりの会が開かれた。



先生達からの注意事項、校長先生の話、
各係からのお知らせ等が続く。
疲れきっている私はボーっと聞いていた。



解散の声が聞こえると、
迎えに来てくれてたお母さん達の元に向かった。



「お帰り、楽しかった?」



「ただいま!超楽しかったよっ♪」



家に帰ってメールをチェックすると、
数通のメールの中に龍也の名前もあった。

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