もしも、君と。


でも、メールの内容は……



『むり…別れよ。』



ただそれだけ書かれたメールだった。
ああ、もうダメなんだって思った。



『分かった…傍に居られなくてごめんね…。
龍也の彼女で楽しかったし、幸せだったよ。
今までありがとう。バイバイ…。』



そうメールを返信した。



あんなに大好きだったのに、愛してたのに。



悲しくて、辛くて、胸が痛いけど、
私は現実を予想外にすんなり受け入れた。



けれど切ない事に変わりはなく涙が溢れる。



龍也にもらったぬいぐるみを抱き締めながら、泣き疲れて眠りについた。

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